/ 導入事例 / 川崎設備工業株式会社 様

▪️導入企業紹介

川崎設備工業株式会社

「空気と水のクリエイト」をキャッチフレーズに、空調・給排水・電気設備の設計・施工・保守(リニューアル)のワンストップサービスの提供を通じて、社会の発展、環境の保全と改善へに貢献されています。

▪️お客様の声

導入ソフト:プラネストef (エフ)

1984年にコンピュータを導入し、事務や積算をOA化され、2006年からは弊社のPLANESTシリーズ(旧みつもりくんシリーズ)をご利用いただいています。
2013年には、PLANESTefを導入され、中国大連の企業や自社積算センターで図面ファイルを利用したマウス拾いを実稼働させ、拾いと積算を分業化するなど、いち早く効率化、デジタル化に取り組まれています。

今回は、マウス拾いの利便性や効果を中心にお話を伺いました。

マウス拾いの活用で積算精度の向上と効率化を実現

マウス拾いの利便性

昨今の積算は、タイトなスケジュールが多いため積極的にマウス拾いを利用しています。
まず、図面を完成させていなくても拾いを行うことが可能であり、拾い軌跡の着色を流体別で細分化することなどで根拠図面としての提出物や画面確認などの明瞭化にもなる有効なツールです。

また、弊社は拾い手と積算を行う人が違うため、拾い手の意図を明確に伝える手立てにもなっています。 そのほか、接続費など一式マスターがマウス拾いでおこなえないため、配管、ダクトの個数物マスターに接続費を登録し、文言による項目も図面上に明記するように工夫しています。

マウス拾いの利用は、誰が見てもどこをどのように拾っているか、必要なものの拾い落としがないか、図面を見れば全体がわかることで修正や引継ぎの時間も短縮でき、正確な積算に繋がっていると考えます。

図を拡大してみる

さらに

現在の積算は、変更したらどうなるやVE案などの依頼がとにかく多く、まずは図面差し替え、部材や付帯仕様などの一括変更、口径や板厚の変更などの作業が発生します。
PLANESTefは、一から拾い出すための機能は充足していると思いますので、変更作業を早く正確におこなえる機能が拡張されれば、さらに利用効果があがります。

また、大型物件になると流体と系統を利用しても拾い分けの軌跡の色数が足りず、画面確認などが難しいこともあります。
主流体の排水の下位に厨房排水、一般排水など拾い分け用の流体が設定できると利便性もよくなり確認作業が効率的に行え、変更ミスを防げると考えます。
カラー図面や変更指示などの着色が付いた図面も増え、図面枚数に関係なく保存ファイルのデータ容量が非常に大きくなっているので取込み時に容量が軽減できると受け渡しも保管環境にもやさしいシステムになると期待しています。

そして、価格高騰の流れからマスターの見直しを余儀なくされていますが、弊社の場合、アイテム数が膨大にあること、ほかのシステムとの連携もあり、メンテナンスが難しい状況にあります。
他社のPLANESTユーザーも定価情報の取集などは同じだと思うので、コスモソフト、他社とも協業する形でのメンテナンスの仕組みを作ることができればと考えています。
関係各所、コスモソフトとの意見交換をおこないながら見直しの準備を始めていきたいと思います。

今後の展望

DX推進などの流れをいかに積算に取り入れていくかを模索しています。効率をあげ、またあらゆる精度をあげるための仕組みづくりなど課題が多くあります。
そのような課題にPLANESTefを使うことで効率、精度といった部分がさらに向上できるようになればと考えています。

+BIMの発表会、事例紹介を受けて

+BIMの発表会に参加したことでBIMと積算業務との連携の可能性を改めて感じましたが、これまでの実務でCADデータによる図面での積算事例がなく、市場での活用はまだまだ先と考えていました。

しかしながら、弊社のCADもBIM対応に切り替えることとなり、+BIMへの切り替えも将来像のひとつとして感じるようになりました。今後も情報交換をさせて頂きたいのでよろしくお願いします。

澤井 様・中島 様 今回はご対応いただきありがとうございました。

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