COLLAB
ダイテック社の完全3D CAD「CAD We’ll Linx V5」と当社の積算見積「PLANEST+BIM」が電気設備でコラボしました。
PLANEST+BIMは、BIMの共通フォ-マットであるIFCデータを取込み、データ生成を行った上で拾い数量を取得します。
コスモソフトでは、逸早くIFC4に対応するなどを行いながら、BIMの動向を見極めてまいりましたが、配線類のIFCモデルが
出力されない事による、ケーブル、電線、電線管の拾い出しができないという電気設備のBIM積算においての問題は大きな壁となっていました。
「Linx V5」のIFC4対応が拡充されたと同時に、両社でプロパティセットを共有した事によりPLANEST+BIMの次回リリースバージョンにて、
「Linx V5」で作図された配線情報をもとに配線拾いが実現できます。
ケーブル/電線/電線管などの配線が出力されず、改めて手拾い等で入力が必要。せっかくのBIM(IFC)データが生かしきれない。
ケーブル/電線/電線管が、自動で拾い出されるので圧倒的に拾い時間を改善できます。BIM(IFC)データをしっかりと積算に活用できます。
POINT
全体モデルから電気モデルのみを表示したり、組合せで建築モデル+電気モデルなどの表示切替えが手軽におこなえます。
さらにカスケードやスライス、クリップなどの表示機能を利用すると、より分かりやすい3Dモデルで確認が行えます。
積算に必要な情報をPLANESTマスターからの検索で簡単に割当できます。
電線管とケーブルが一緒に書かれている配線も設計情報(CADデータにある情報)を利用して積算情報では電線管とケーブルの資材に分けて表示します。
PLANESTマスターから割当の資材候補を表示しますので選択します。
これで積算に必要な単価、歩掛などの情報が割り当てられます。
照明器具に型名が設定されている場合は、パナソニックデータからの検索にも対応します。
※パナソニックデータは、コスモソフトがPLANESTシリーズ用に提供するメーカーデータです。(現在準備中)
BIM(IFCデータ)から情報を取得し、建築モデル内の壁や床天井などの配置状態から空間モデル(設備積算用の施工空間)を自動生成します。
施工空間はフロア、部屋に分割され、各部屋の空間に収まっている器具などの配置から露出や天井を判断します。
施工場所を指定する手間が省かれます。
※電気設備向けの動作は現在調整中です。
盤や器具につながる配線をトレースして確認ができます。
積算段階での仕様変更などが便利になるようフロアや盤、回路の情報を付加します。
※IFCデータからの自動取得機能は搭載予定です。
資材割当、系統トレースなどの設定後、拾いデータとして出力します。
配線はほぼ拾いが完了しています。
拾い画面に拾い一覧表として表示し、マウス拾い画面では平面図と軌跡を表示し、図面に書かれていない位置ボックスや
ノーマルベンドなどの拾い追加や変更をおこなえます。
FUTURE
コスモソフトでは、積算業界のパイオニアとして、BIM積算を牽引すべく、より使いやすい商品開発に取り組んでいます。
その一つが、コミニュケーション機能です。各所の連携を強化することで、データの精度UP、スピードUPに繋がります。
+BIMとCAD、CADとCAD、積算担当者と作図担当者とのコミニュケーションを容易にする 「BIMコラボレーションフォーマット(BCF)」に対応。
表示しているモデルの画像や動作を撮影し、コメントなどを記載してBCFファイルで受け渡しができます。